小野氏の学習日記

プログラミングや書評を徒然と記載していくブログです

中小企業診断士一次試験合格体験記

どうも、小野氏です。

何ヵ月ぶりかも思い出せないくらい久しぶりの投稿になってしまいました。。。(._.)

ブログを書くのを習慣化したいのですが、私は想像以上に怠惰なようです。

8/21(土)・8/22(日)の二日間にわたって中小企業診断士の試験を受けてきたので、今日はそちらについて記載したいと思います。

自己紹介

自分のプロフィールのなかで、中小企業診断士受験に関連しそうな点を記載します。
他に質問等あればTwitter or ブログのコメントにて問い合わせお願いします。

  • 2021年度が初受験
    • 3年前くらいから受けようと思ってたが、毎回気づいたら申し込み期間が終わっていた
  • 経済学部出身
  • 2016年度に簿記2級取得
  • 2017年度にビジネス法務検定2級取得
    • そのため、経済学と財務・会計、経営法務についてはある程度知識があった状態
  • 2017年度に応用情報技術者取得

試験結果

TACのデータリサーチにて自己採点した結果、以下の通りの点数となりました。

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正直合格できると思っていなかったのですが、運よく合格したようです。

試験対策 概要

試験対策の方針を考えるうえで、まず合格基準を確認しました。

中小企業診断士の合格基準は、以下のようになっております。

総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないこと

上述の合格基準を、私は以下のように解釈しました。

  1. 合格基準は6割であり、そこまで高い得点率は求められていない
  2. 得意科目で6割以上の点数を取得すれば、他の科目は若干失敗しても大丈夫
  3. 科目ごとに4割の足切りがあるため、苦手科目はつくらないほうがいい

上述の解釈をもとに、以下の対策方針をたてました。

  1. すべての科目について基礎レベルの問題は解けるようにし、6割を切る科目が存在しないようにする
  2. 得意科目については、8割程度の点数取得を目指す

試験対策 具体論

試験対策で利用したのは、主に以下の2つの書籍です。

  • TAC スピードテキスト
  • TAC スピード問題集

上述の二つの書籍を全科目分購入し、スピード問題集に乗っているすべての問題のすべての選択肢について、正解・誤りの内容が説明できることを目標に対策を行いました。

具体的には以下の方法で対策を進めていきました。

  1. すべての科目についてまずスピードテキストを1周読む
  2. 上の作業が終わったら、スピード問題集をひたすら繰り返し解く
    • わからないところがあれば、スピードテキストの該当部分を読み直す

また各科目の過去問も購入していたのですが、こちらすべてをやる時間がなくすべての科目1~2年分のみを解いております。

試験対策 実績スケジュール

スケジュールについては特に予定は立てていなかったので、実績のみを記載します。

また、実績学習時間も参考値程度に記載しておきます。
全体で150h程度だったみたいです(思ったより勉強しててびっくり)。

2021/2 ~ 2021/3 学習時間 20h

以下の作業を行いました。

  • 企業経営理論 テキスト1周
  • 財務会計 テキスト1周
  • 企業経営理論 問題集2周
  • 財務会計 問題集2周

大学で学んだことに近かったので、インプットはスムーズに終わりました。

2021/4 ~ 2021/5 学習時間 0h

会社で部署の異動等がありバタバタしていたため、本当に何もできなかったです。
今考えると異動にかこつけて勉強していなかっただけのような気もしますが。。。

ただ内心今年も中小企業診断士の申し込み忘れるんだろうなと思っており、そこまでの危機感もない状態。

2021/6 学習時間 20h

ふと中小企業診断士試験のことを思い出し、期限に間に合ったので申し込みました。
科目合格制度もあるので、受けておくだけでも儲けものみたいなところもありますし。。。

ただ受験料が思ったよりも高かったので(13,000円!)、再度対策を始めました。

具体的には、以下の作業を行いました。

  • 企業経営理論 問題集1周
  • 財務会計 問題集1周
  • 経済学 問題集1周

そして6月末に企業経営理論の令和2年度の過去問を解いたところ、なんと74点でした。
こんなの絶対に受かるやんって思いました。

ただその結果に慢心し、なんと7月上旬は対策をさぼります。

2021/7 学習時間 50h

7月の頭の方は、試験対策を全くしておりませんでした。

ただ7月中旬になると3科目ノータッチであることに焦りを感じ始め、対策を再開します。

具体的には以下の作業を行いました。

  • 経営法務 テキスト1周
  • 経営法務 問題集2周
  • 運営管理 テキスト1周
  • 運営管理 問題集1周
  • 中小企業経営政策 テキスト1周

経営法務は一回やってみて、企業法の部分の理解がかなり怪しかったので問題集を2周やりました。
ただそのせいで、中小企業経営政策に関しては問題集を解くことなく8月に突入します。。。
お盆休みがあったので対策に時間が取れると思ったのですが、これは大きな誤算でした。

2021/8 1週目(2~8) 学習時間 10h

8月については1週間ごとにやったことを書いていきたいと思います。

1週目には中小企業経営政策の問題集を解くのと、他の科目の問題集の復習を行いました。

  • 中小企業経営政策 問題集1周
  • 企業経営理論 問題集1周
  • 財務会計 問題集1周
  • 経済学 問題集1周

企業経営理論・財務会計については問題集を複数回こなしていること、
経済学については大学時代の貯金があったことで、この時期には問題集で解けない問題はほとんどなくなりました。

2021/8 2週目 (8~14) 学習時間 15h

引き続き問題集の復習するとともに、最終週の対策方針を決めるため各科目の過去問を1年分解きました。

  • 経営法務 問題集1周
  • 運営管理 問題集1周
  • 中小企業経営政策 問題集1周
  • 各科目 過去問1年分(令和2年度)

過去問を解いた結果・感触は以下の通り。

  1. なんだかんだすべての科目6割はあった
    • この時点で受かりそうだなと思った
  2. 経済学と財務会計は8割くらい取れる
    • 対策の優先度は落とし、あとは前日のみに対策する方針とした
  3. 企業経営理論は6割は取れそう
    • 問題の内容は大体理解できていたので、あとは前日のみに対策する方針とした
  4. 運営管理と経営法務の6割とれないかもしれない
    • 専門用語の意味を正確に理解していないため、問題が理解できないところが目立った
  5. 中小企業経営政策の対策は間に合わない
    • 中小企業白書の内容が細部まで聞かれるため、対策しきれないと思った
    • この時点で、本科目の対策は中小企業に関する各種法律・制度に関する暗記に絞った

2021/8 3週目試験前々日まで(15~19) 学習時間 10h

試験の前々日までは、問題集・過去問を元に運営管理と経営法務の理解していない用語集を作成するとともに、それを暗記することに徹しました。
完全に直前の詰め込みという感じですが、ここでの暗記が運営管理の高得点につながったと思います。

2021/8/19 試験前日 学習時間 10h

前日は有給を取得し試験会場に近い箇所にホテルをとり、そこに缶詰状態で勉強していました。
具体的には1日目の科目の問題集を解くことで知識の再確認を行いました。
完全に直前のあがきという形ですが、この時点で問題集の正答率は9割程度であり、
また理解していない単語も複数見つけ再確認できたので、あがいた意味はあった気がします。

  • 企業経営理論 問題集1周
  • 財務会計 問題集1周
  • 運営管理 問題集1周
  • 経済学 問題集1周

2021/8/20 試験1日目 学習時間 5h

試験当日ですが、試験の間は40分程度休憩時間に、前日解けなかった問題について復習を行いました。
2日目には苦手な科目が集中していることがわかっていたので、1日目の点数をできるだけあげられるよう、最後の最後まであがけたと思います。

1日目の試験を受けた各科目の感覚としては以下の通り。
ただ全体的に、2日目への貯金がつくれていることは確信できていました。

  • 経済学、財務会計は大体わかったし、80点くらいは取れてそう
  • 企業経営理論は最悪60点割るかもしれない
    • 確実に分かった問題数はそこまで多くなかった
  • 運営管理は変な問題数問あったけど、70点は超えてるかな

ただ個人的にこの日の本番は、試験自体ではなく明日の試験の対策だと思ってました。
今まで苦手科目の経営法務と、後回しにしてきた中小企業経営政策の対策が残っています。

ただ経営法務の完成度が低く問題集の問題が8割程度しか解けなかったこと、 そして試験の合間も勉強しており疲労が溜まっていたことにより、
明日の試験対策は経営法務だけしかできなかったです。
足きりにかかってしまう可能性を感じながら、午前3時ごろに就寝しました。

  • 経営法務 問題集1周

2021/8/21 試験2日目 学習時間 3h

1科目しか対策で来ていない状態で迎えた2日目。
午前中に行われた経営法務は足きり最低ラインは確実に超えたかな程度の感触でした。

そして経営法務が終わった後に中小企業経営政策の対策を行いましたが、
この時点で問題集の問題が8割程度しか解けませんでした。

なので試験の時間まで問題集を解いてテキストの該当箇所を読むことに専念しました。
幸い経営情報システムを免除していたので時間は3時間程度あり、知識の詰め込みを行う余裕は十分でした。

蓋を開けてみると両科目とも科目合格ラインは超えなかったですが、
足きりには引っかからなかったので最低限よかったかなと思います

受験した感想

以下、受験の感想を列挙します。

スピート問題集の内容ですべての問題2対策するのは無理だけど合格ラインは超える

私は終始スピード問題集の内容を完璧にすることを目標に試験対策を行いました。
個人的にこの作成は功をそうしたと思っています。

スピード問題集を解くことによって、一次試験合格レベルの知識のインプットはできたと思います。
また他の教材に浮気せずに1つの問題集を完璧にすることを目指したことが、勉強量不足でも合格した大きな要因かなと思います。

過去問は解いたほうがいい

これは絶対解いたほうがいいでず。
スピード問題集がインプット教材だとしたら、過去問はインプットとアウトプットの両方をできる最高の教材です。

私は過去問を自分のレベルのチェックにしか使わなかったですが、
スピード問題集で学習した内容をどれだけアウトプットできるかを確認すること、
そして過去問で間違えた問題を改めてインプットすることでより合格率を高められると今ならわかります。

でも実際は過去問うまく使えてないので、話半分で聞いておいてください。

簿記2級・ビジネス法務検定2級などを使ってステップアップすると取得がだいぶラク

中小企業診断士試験で求められる知識は、広く浅いものです。
いろんな資格の2級レベルを問われるといったイメージでしょうか。

これらを一気に勉強すると大変だと思いますが、
他の資格を利用しながら段階的に勉強することでステップアップしながら資格を取得できると思います。

直前に詰め込むと燃え尽き症候群がつらい

現状の私です。
二次対策に重い腰が上がらない。。。(._.)

また直前に苦しい思いをするのは嫌なので、
明日から頑張ります。

以上です。ではまた